首都圏キット利用協同組合は、首都圏で求荷求車ネットワーク「WebKIT」を利用する中小トラック運送事業者の受け皿組合として、(公社)全日本トラック協会の働きかけにより、日本貨物運送協同組合連合会のご支援と首都圏各都県のトラック協会のご協力のもとで平成9年に設立されました。
おかげさまで今日では、東京都、茨城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、群馬県の一都五県から約350社の組合員が加入し、全国有数のキット利用組合に成長してまいりました。
最近のトラック運送業界は、労働力不足が一層深刻化するなかで、働き方改革への対応をはじめとする労働環境の改善を迫られるなど、厳しい環境におかれています。
一方、このような状況のなかでも、トラック運送事業者には、常に安全、安心で良質な輸送サービスを提供し続けることが求められ、今後は一層の輸送効率化と事業の生産性向上が命題となっています。
しかしながら、中小トラック運送事業者の努力には限界があります。また、今後は、ITやネットワークを駆使して中小事業者同士が相互に経営資源を補完し合い、無駄な輸送を少しでも無くし、輸送の効率化とともに経営体質の改善を図ることが一層重要になります。
このような状況のなかで、当組合は協同組合活動の基本である「相互扶助の精神」をモットーに、組合の中核事業としてのWebKIT事業のほかに、各種経済事業及び研修事業などを通じて、質の高い輸送力の確保とともに、トラック事業の生産性向上に努めて参ります。
関係の皆様には、引き続き、ご支援、ご協力をお願い申し上げます。
令和6年4月
首都圏キット利用協同組合
理事長 伊藤和夫